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  • 17/09/03

    【旬の野菜】秋ナスの味が飢饉を救った?【ナスのあれこれ】

【旬の野菜】秋ナスの味が飢饉を救った?【ナスのあれこれ】

ある人がおかずに出てきたナスを食べたところ、夏前なのに秋ナスの味がしたそうです。これは冷夏になる前兆に違いない、と思った彼は、村人にヒエを大量に植えさせました。

予測通りその年は冷夏、有名な天保の大飢饉が発生しました。しかし彼の村では冷害に強いヒエの蓄えが十分にあったおかげでひとりの餓死者も出なかった、という逸話があります。

その人こそ江戸時代後期の経世家、農政家の二宮金治郎(金次郎)。そう薪を背負って本を読む像がかつて全国の小学校の校庭に建てられていたあの人です。

この話の真否はともかく、江戸時代の人々の味覚は相当鋭かったんだな、と感心します。でも実際に秋ナスって夏のナスとそんなに味が違うんでしょうか?

秋になると昼と夜の気温差で身が引き締まり、アミノ酸や糖が増える、と言われています。また葉や花に行っていた栄養が実に多く届き、気温が高い間は呼吸をするために消費されてエネルギーがたっぷりと実にも回ってくるようになるのだそうです。

俗に「秋ナスは嫁に食わすな」と言いますが、それほど美味しいのが夏の太陽を凝縮した秋ナスなんですね。

 

ちなみにこの諺、憎たらしい嫁にこんな美味しいものを食べさせるものか、という嫁いびりの解釈と、身体を冷やすうえ種の少ない秋ナスは、跡継ぎを生む大切なお嫁さんの身体を損なう、という善意の解釈がありますが、さてどちらが本当なんでしょう?

インド東部原産のナスは、奈良時代に日本に伝わり、1000年以上の間栽培されています。紫紺色の皮に含まれるナスニンというポリフェノールは、活性酸素の働きを抑え、血管をきれいにする効果もあると言われています。ヘタの部分に生えた鋭いトゲは、新鮮な物ほど鋭く、鮮度を見分ける方法の一つとなります。

どんなお料理にも合うナスは秋の味覚の代表格。あなたのお店でもナスのメニューをもう一品加えてみてはいかがでしょうか?




【掲載企業】飲食業界.com 編集部




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