EUにおけるオーガニック食品の消費市場は世界第2位 ~EU産オーガニックワインも好評~ - 飲食業界.com | 飲食店のための飲食業界専門の情報サイト
2021年3月26日 公開

EUにおけるオーガニック食品の消費市場は世界第2位 ~EU産オーガニックワインも好評~


欧州連合(EU)は、ヨーロッパ各国において伝統的に受け継がれているオーガニック食品や飲料の生産を支持しており、現在、EUは世界で2番目に大きなオーガニック食品の消費市場となりました。2010年から2019年までの10年間で、EUのオーガニック市場の価値は2倍以上になり、EU産オーガニック食品の需要は急成長。また、EU産オーガニックワインも人気が高まっています。

欧州連合(EU)は、ヨーロッパ各国において伝統的に受け継がれているオーガニック食品や飲料の生産を支持しており、現在、EUは世界で2番目に大きなオーガニック食品の消費市場となっていることが、FiBL調査報告書「The World of Organic Agriculture Statistics & Emerging Trends 2021」により分かりました。特にオーガニック食品の生産が多い国として、スペイン、イタリア、フランス、ドイツが挙げられます。また、ドイツの消費者はオーガニック食品に最も多くの支出をしており、2019年にはEU内のオーガニック食品への支出の約3分の1を占めています。有機農業を実践する際にEUで義務づけられている厳しい基準のため、有機農場の収穫量は従来のものよりも大幅に低く、40%から85%程です。しかし、生産者にとって有機農産物は、従来の価格に加えて、最大150%の割増を得ることができます。オーガニック食品ができるまでには大変な努力が必要で、当然価格も高くなります。

急成長するEU産オーガニック食品の需要
2010年から2019年までの10年間で、EUのオーガニック市場の価値は2倍以上になりました。また、2019年には、EUのオーガニック生産者数は1年で2.8%増加し、43万人に達しました。EU市場は2020年から2025年の間にCAGR(年平均成長率)8.34%で成長すると予測されていましたが、コロナ禍で消費者がより安全で栄養価の高い食品を食べることで免疫力を高めようとしていることから、EUにおけるオーガニック市場の急成長が予測されます。2020年3月から4月にかけて行われた最初のロックダウン中には、フランスの一部のオーガニック食品店で40%以上の売上増が報告されました。

日本における有機農産物の市場は比較的小さいですが、着実に成長しており、日本の消費者が食品の安全性、サステナビリティ、エシカル、健康への関心を高めていることから、近い将来には大きなビジネスになる可能性を秘めています。EUは、厳格なオーガニック原則に則って生産された食品や飲料を日本に供給することが可能です。ワイン、スピリッツ、ビールからパスタ、オリーブオイル、蜂蜜、チョコレート、ビスケット、シリアルに至るまで、最高品質の有機農産物が数多くあります。
※参照:FiBL調査報告書「The World of Organic Agriculture Statistics & Emerging Trends 2021」

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人気が高まるEU産オーガニックワイン

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世界的にオーガニックワインの人気が高まっています。日本では、国内ワイン市場全体の約10%(スパークリングワインを除く)と比較的大きな割合を占めています。過去5年間、日本におけるオーガニックワインの売上高は8.2%増と、ワインカテゴリー全体を上回る成長を遂げました。フランスを中心に輸入されており、白ワインよりも赤ワインの人気が高いです。

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EUは2022年までに世界のオーガニックワイン市場の78%を占めると推定されています。消費量ではドイツが最大で、生産量ではスペイン、フランス、イタリアが名を連ねています。オーガニックワインの生産者は、ブドウ畑の土壌の質を向上させ、バランスのとれた生態系を作り、ブドウの木の自然な防御メカニズムを促していくことを目指しています。

EUにおけるオーガニック生産とは
天然資源の保全に貢献し、高い生産基準とアニマル・ウェルフェアを適用した農場経営と食品生産において、総合的にシステム化されています。EUにおける有機農業の主な原則には、資源を効率的に利用するための作物の輪作、また、化学農薬、合成肥料、遺伝子組み換え作物(GMO)の使用禁止、家畜への抗生物質の使用の厳しい制限があります。オーガニック製品のEU基準は厳しく、食品や飲料の原料農産物の95%が有機栽培されたものでなければならず、製品はEUの公式な制御スキームにおけるすべてのルールに遵守していなければなりません。また、サプライチェーンの途中で汚染がないことを保証するため、生産者または調理者により、密封されたパッケージに入れられ、直接出荷されたものでなければなりません。

欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会が2019年12月11日に気候変動イニシアチブである「欧州グリーンディール」を発表したことから、EUはその一環として「ファーム・トゥ・フォーク」戦略を開始しました。EUは2030年までにEUの農地の25%を有機農業に転換するという非常に野心的な目標を掲げています。

EUオーガニックロゴ

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EUの有機食品生産規則に従って生産されたEU産食品と飲料には、ユーロリーフロゴが付いています。生産には添加物や加工助剤が使われておらず、加工中に非有機原材料に触れていない食品・飲料であることを示しています。遺伝子組み換え作物の使用は禁止されています また、化学肥料、農薬の使用も制限されており、ホルモン剤や抗生剤の使用はもちろん禁止されています。製品ラベルは、EU産の食品や飲料の多様性を示すもので、農家や生産者を守るものです。EUラベルは、日本の皆様にも本物と高品質を約束するものです。

EU産のオーガニック食品やワインで、健康的な食生活にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。パーフェクトマッチ・キャンペーンでは、その他のパーフェクトマッチレシピも紹介しています。詳細は、www.foodmatcheu.jp をご覧ください。インスタグラムのフォローは:@foodmatcheu
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パーフェクトマッチ・キャンペーンについて  
パーフェクトマッチ・キャンペーンは、EU製の 食品・飲料を日本に紹介するとともに、日本とEUに共通する 価値観、相互協力の精神や、食の新しい発見を支援するキャンペーンです。EU産の食材は、フランス産のチーズ、ドイツ産のビール、スペイン産の塩漬け肉、イタリア産のパスタ、さらにはルーマニア産のスモーク・ ソーセージ、ギリシャ産の甘いミルクで育ったラム肉、ポルトガル産のカスタード・タルト、ポーランド産の超辛口のウォッカなど、実に多彩です。個性豊かな土壌、天候、文化、そして何千年も続く伝統と技術から、多くの素晴らしい食材がEU発祥であることは驚くことではありません。その多彩で高品質な食材は、日本の食卓に彩りを添えます。

欧州連合(EU)について  
欧州連合(EU)は27か国からなる政治経済同盟であり、総人口は約4億4,500万人にものぼります。製品やサービスの輸出元としては世界最大であり、100以上の国にとって最大の輸入元でもあります。EU内での自由貿易はEUの基本理念の一つであり、EU外でも世界の自由貿易を促進しています。しっかりとした基準を設けることで、EUは食と製品の安全性への共通の取り組みをすることができ、消費者は最高品質の製品を手にすることが出来るだけでなく、EU内では統一されたラベルシステムを採用していることから、消費者はしっかりと情報を得た上で賢い選択をすることが可能です。国際的な貿易と商業の中心として、EUは他の国々との間に流通網とコミュニケーションリンクを構築してきました。そのため、世界中の人々がEUの高品質な食材を手にすることが可能となっています。