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2018年11月22日 公開

フランス人はそわそわし始める。

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ブドウの収穫の声を聞く頃になると、フランス人はそわそわし始める。そう、秋はワインフェアの季節なのだ。

現在フランスでは、ワイン販売の約80%がスーパーマーケットでの販売だそうだが、中でもこの時期に開催されるこのワインセールが年間販売の約10~20%と、かなり大きなウェートを占める。
スーパーの担当者によると「スーパーにとってワインフェアはかなりオイシイんです」と言うが、消費者にとってはどうなのだろう?

興味深いことに、仏紙『フィガロ』が公式WEBにて「損をしないワインフェア攻略法」を指南している。
通常700~1200銘柄のワインが並ぶという、フランスのスーパーで催されるワインフェアだが、このジャングルのようなボトルの山からお宝を見つけ出すコツがあるというのだ。

まず、「ブルゴーニュやボルドーと書かれたラベルにつられて立ち止まらないこと」。
「ボルドーという名前がついた高いワインよりも、あまり知られていないワインを買うほうがいいものが見つかることも多い」のだそうだ。フィガロ専属ソムリエのオススメは、「ロワール、特にヴーヴレーあたり」。
とはいえ、ボルドーワインを選ぶ場合でもちょっとしたコツがあり、「有名でない小さな生産者に注目すべき」とのこと。ボルドーの小さな生産者の場合、流通前のストックの中から、通常価格より10~15%安い価格で出してもらうことが多いので、コストパフォーマンスに優れたワインが見つかる可能性が高いのだそうだ。
他に、「2005年があったらめっけもん。世界的に市場で品薄の優良ヴィンテージなので」とか、「有名シャトーの村名クラスも価格の割に品質が高い」というが、概してそれほど画期的な指南でもなく、なんだか手ぬるい。

そんなWEBフィガロへのコメント欄に、わかりやすく詳しい補足をする消費者を発見!

「もし有名銘柄で少し古めのヴィンテージが残っていたらかなり怪しい。どんな保存状態だったかが心配だ。特に瓶がホコリだらけだった場合などは、売り場に長いこと放置されていた可能性が高いのではないか?」
「2003年が素晴らしいといわれているが、このヴィンテージはかなり特殊。当たりも多いがハズレも多く、玉石混交」
「2005年はどんなにマイナーな地域のものでも良くできているのでだいたい安心」
「上手な買い物をしようと思えば、品質の割に価格が安く設定されてしまった2004年ヴィンテージや、タンニンが多めの2006年ヴィンテージのパフォーマンスが高い」
と、なかなかピンポイントの指摘に感心することしきり。

今度ワインを買いに行く際に参考にしてみてはいかがでしょうか。


【記事提供:フードゲート・ネットワークス】
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