本格焼酎と泡盛には故郷があります - 飲食業界.com | 飲食店のための飲食業界専門の情報サイト
2018年12月17日 公開

本格焼酎と泡盛には故郷があります

 (3850)

日本の伝統的な蒸留酒である焼酎は、酒税法で製法上の分類により、
本格焼酎・泡盛(単式蒸留焼酎または焼酎乙類)」と
「ホワイトリカー(連続式蒸留焼酎または焼酎甲類)」の2つに分類されます。
さらにこれらを混ぜ合わせた「混和焼酎」も出回っています。

単式蒸留焼酎は蒸留機の構造が単純なため、
原料の香味成分が溶け込みやすく、特有の芳香と風味があります。

500年余の歴史をもち、
伝統の製法を受け継いで造られてきた本格派の焼酎であり
「本格焼酎」と表示され、そう呼ぶようになりました。
また単式蒸留焼酎の中でも黒こうじを用いた沖縄特産の焼酎は「泡盛」といいます。
本格焼酎と泡盛の魅力はなんといっても、
原料のオリジナルな風味がよく生かされていることであり、
自然の旨さを味わえる点で、世界有数の銘酒なのです。

米焼酎は特有の吟醸香と芳醇でまろやかな味。
タイ米を原料とした泡盛は、特有の香りとキレのよい旨味。
いも焼酎は、ふくよかな風味と独特の甘味。
麦焼酎は特有の香ばしさとほのかな甘味、淡麗で軽やかな風味。
そば焼酎は柔らかくほんのりとした甘味とコク、さっぱりとした飲み心地。
その他黒糖など多種多様の原料が使われていて、さまざまな好みに応えてくれるのが本格焼酎です。


球磨・壱岐・薩摩・琉球…。
多くの「本格焼酎」には原産地呼称が認定されています。

世界貿易機構(WTO)のTRIPS協定に基づく原産地呼称の保護制度によると
「特定の地域で造られた品質に特徴があり評価の高いものに認められた産地の名称は、
他地域で同じようなものが仮に造られても使ってはいけない」というもの。
その土地で生まれ、育まれてきたものを産地指定し、その原産地を国際的に保護することが目的です。

各地に伝統的な酒器が残されていることからも、
本格焼酎・泡盛が庶民の暮らしにとけ込み、愛され続けてきたことが判ります。

お客様にお勧めする場合には、
各原産地ごとに異なる特色ある材料や製法などの
情報をお報せすることで、お店の差別化を図ってみてはいかがでしょうか?
 (3853)





【掲載企業】日本酒造組合中央会