「FOODEX」で見つけた美味しいワイン - 飲食業界.com | 飲食店のための飲食業界専門の情報サイト
2018年12月15日 公開

「FOODEX」で見つけた美味しいワイン

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「FOODEX JAPAN」では世界各国からの出展者が
ブースを構え活況を呈していたが、中でもイタリアの出展者が集まった一画の充実ぶりは目を引いた。

我々はその中でも異彩を放つ
「ファットリア・マンチーニ」のブースを訪れ、
来日中のルイージ・マンチーニ氏にお話を伺うことができた。

ファットリア・マンチーニは1800年代から代々続く家族経営の醸造所だ。34haのぶどう畑は、素晴らしい環境と景観を誇るモンテ・サン・バトロ自然公園の中にある。中心品種のピノ・ネロ(ピノ・ノワール)は19世紀初頭にナポレオンの行政機関から取り寄せたもので、マンチーニ家は5世代に渡って理想的な環境のもと大切に栽培し、保護継承を行ってきた。

しかし、単に伝統を受け継いだだけではない。
ルイージ氏はミラノ大学の協力のもと、実験農場で厳密な苗の選択による品種改良を行って来たのだ。

ワイン造りに最適なブドウ苗を選び出し、
淘汰させる、その作業を毎年絶えず繰り返すことで、
素晴らしいワインの元になるブドウを造り出すことに成功したのだ。



ピノ・ネロのワインは'98年よりImperoという名前で、
「IGTMarche」のカテゴリーで市場に出され、2000年より
「Colli Pararesi Focara Pinot Nero DOC」となった。

現在はファットリオ・マンチーニが唯一の生産者である。

またピノ・ネロを白ワインを造る醸造方法で醸造し、
樽内熟成させた「Impero Bianco」も素晴らしい。

ピノ・ノワール=赤ワインという常識を覆す鮮烈で上品な味わいは、
ルイージ氏を始めとするワイナリーの努力の結晶だ。

地場品種にも力を注ぎ、サンジョヴェーゼ、
モンテプルチアーノの他、アルバネッラを用いた
「Colli Pesaresi Roncaglia DOC」はファットリア・マンチーニだけが
20,000本ほど生産している素晴らしいテロワールを表現した希少なワインである。

インタビューの最中、マンチーニの輸入を手掛ける
「AVICO」社長の阿掛登志彦氏に、通訳や語句の説明等お手伝い頂いたのだが、
美味しさの追求に努力を惜しまない生産者と、彼らを紹介することに情熱を傾ける
インポーターの存在が、食文化を豊かにする原動力だと改めて確信した。




【記事】編集部 佐藤圭一
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