冬の食材 ほうれん草の話 - 飲食業界.com | 飲食店のための飲食業界専門の情報サイト
2018年12月25日 公開

冬の食材 ほうれん草の話

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あまり知られていませんが、ほうれん草はイラン北部の高原が原産です。

ペルシャより中国に伝来し、体を冷やす食材、菠薐草(中国語)と呼ばれ
西洋種(葉が丸い)と東洋種(根が赤く、葉に切れ込み)の2種類があります。

16世紀ヨーロッパの食文化には欠かせない
メディチ家がフランスに伝え、欧州全土に広まったとされています。

また日本は江戸時代に中国から東洋種が伝来しました。
「食べると体を冷やし、微毒あり」と庶民の間に広まります。
あく=蓚酸の苦みがあり、花が咲いたら食べられなくなります。
当時の日本では、まだほとんど食べられませんでした。

しかし戦後、ほうれん草が普及した要因にアニメの「ポパイ」があります。
ほうれん草の缶詰を食べて力持ちになる「ポパイ」の影響によって、急速に日本の食卓に浸透したのです。

現在では、西洋種と東洋種の掛け合わせの新種が主流となり、
赤根のほうれん草はあまり見かけなくなりました。

私にとっての『ほうれん草の胡麻和え』は家族での食卓を思い出す、懐かしい母ちゃんの味です。


(主成分)ビタミンA・C、鉄分、カロテン、ビタミンB群等。
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