身体にやさしい「本格焼酎と泡盛」の楽しみ方 - 飲食業界.com | 飲食店のための飲食業界専門の情報サイト
2018年12月17日 公開

身体にやさしい「本格焼酎と泡盛」の楽しみ方

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中国の歴史書「漢書」に記載された
「酒は百薬の長」という言葉は、適度なお酒はどんな薬にもまさる、という意味です。

中でも本格焼酎と泡盛は「二日酔いしにくい」「善玉コレステロールを増やす」
などの効用があると言われていますが、本当のところはどうなんでしょうか?


【本格焼酎と泡盛は二日酔いしにくい?】  
本格焼酎または泡盛を飲んだ翌日は、酔い覚めがよいと思ったことはありませんか?
本格焼酎と泡盛は、米、麦、芋などの原料を
発酵させた液に熱を加え、発生する湯気を冷やして造られます。
したがって、糖分やアミノ酸や脂肪などの成分を含まないので、発酵液をそのまま絞って
造られるビールやワインなどの醸造酒より、体内でのアルコール分解が早く酔いざめが爽やかなのです。
【本格焼酎・泡盛と善玉コレステロールの関係】
高齢者がかかりやすい病気に心筋梗塞や脳梗塞がありますが、
元気で酒をよく飲み、よくものを食べる人の血液を調べてみると、
HDLコレステロールが非常に高いことがわかりました。


コレステロールには血管に付着する脂をとる働きがある
HDLコレステロール(善玉コレステロール)と、血管壁や細胞に沈着して
動脈硬化を促進させるLDLコレステロール(悪玉コレステロール)の2種類があります。

長寿者の血液にはこの悪玉コレステロールが少ないことが判っています。
本格焼酎や泡盛をはじめとするアルコールには、
善玉コレステロールを増やす働きがあり、血液壁がきれいになり、動脈硬化を予防することができるのです。
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【本格焼酎と泡盛は長寿の薬?】
脳梗塞や心筋梗塞の治療に使われるウロキナーゼは血液の固まりである血栓を溶かし
血液の循環をよくする働きがありますが、この物質はアルコ−ルによって増えることが判明しました。
中でも本格焼酎や泡盛には、ウロキナーゼが特に多く含まれているという研究報告もあります。

またトロブキサンA2という物質には、
血液の循環を止める血栓をつくる働きがありますが、
本格焼酎や泡盛にはこの物質の生成を抑える働きがあることもわかっています。
血栓を溶かす働きを高め、血栓をつくる働きを抑えるわけですね。

日本人の死因の上位を占める病気に心筋梗塞や脳卒中がありますが、
本格焼酎や泡盛の薬理効果を上手に利用すれば、心筋梗塞や脳卒中で亡くなる人が減少するかもしれません。

【身体に優しい本格焼酎・泡盛の楽しみ方】
日本人の長寿の秘密を探るために海外から調査団が
訪れたことがありましたが、そのときの結論は、風呂の入り方でした。
はじめに首から下をどっぷり湯につかり、浴槽の外に出て体を洗い、再び、湯船に入る。
この日本式入浴法は、末梢に至るまでの血液の循環をよくします。
老化は末梢循環の悪化だと言う人もいます。
つまり、末梢循環を良くすればするほど老化を食い止め、長寿に結びつくということです。

その働きをしてくれるのが日本式入浴法であり、アルコールです。
アルコールは「飲む風呂」といわれるほど、血液の循環を良くします。
よく知られた話ですが、長寿でギネスブックに載った徳之島の泉重千代さんは、
亡くなるまで黒糖焼酎の晩酌を楽しみにしていました。

【長くお酒を楽しんで頂くために】
本格焼酎や泡盛を楽しみ、健康に繋げて行くためには飲み方が大切です。
適量を知り、マイペースで楽しく飲むのが一番。
物を食べながら飲んで、週に二日の休肝日をつくることも必要です。
そして、三か月に一度は肝臓の検査をすることが、本格焼酎と泡盛を友にする理想的な飲み方なのでしょう。

お酒を提供するお店がしっかりとした知識を身につける事も大切。
お酒を注文するお客様に、本格焼酎や泡盛をお勧めする際には、健康・長寿につながる
お酒の効用を説明すると同時に、身体に優しい飲み方をお伝えしても良いかもしれませんね。